花は野にあるように
「一事が万事こんな調子だからな。
ミキの反応が普通だと思える自分でいられる事が大事なんだよなーっていつも思う。」


多分、常識的に考えて、しんみりと告白されるような内容の言葉だと思うんだけど。


そんな殊勝な台詞を口にしながら、リョクの指はとっても勤勉に動いて僕の身体から制服を剥ぎ取っていく。


「ち、ちょっと待って!
自分で脱げるからっ!」


ようやくそれだけの言葉を言えた時には、僕はもう上半身には何にも着ていなくて。


「ウソッ!
ベルトなんていつの間に外したのっ?」
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