花は野にあるように
「ん。
じゃ、千代さんに預けてくるな。」


バッチリ決まったウインクをしてくれたリョクはそう言うと僕の耳元に唇を寄せた。


息のかかる距離にあるリョクの唇を必要以上に意識してしまって、ドキドキと鼓動の音がうるさく響く。


そんな僕に。


「やっぱさ、ミキのケツの形っていいよな?
小ぶりで、キュッとしまっていてさ?
すっげえ俺の好みなんだぜ?」


なんて言葉を残して。


リョクは僕の頭にタオルをのせると笑いながら2人分の制服を抱えて出ていった。


んもうっ!


また、僕をからかうんだからっ!
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