花は野にあるように
僕の大好きなリョクの低い声に、とっても僕の事を考えて言ってくれてるって事が良く判る口調で囁かれて、僕の心臓がトクン、と跳ね上がるように強く鼓動を打って揺れる。


うわぁ。


こういうのって、まさに殺し文句って感じだよね。


心臓をストンって撃ち抜かれた気持ちが解っちゃいそうだよ。


だから僕は、その包まれて守られているような感覚にトクトクと心臓の鼓動を早くしながらも、素直に頷いていた。


「うん。
そう言ってくれて、ありがと。
自分でも、確かに無謀かなって思わなくもないんだけど。」
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