花は野にあるように
けどね、って言いながら僕は続けた。


「笑われるからムキになってそう言ってるんじゃなくって、ホントにね。
本当にあれぐらい見た目で判るぐらいたくましくなってさ、自分の大好きな人達を守りたいんだ。
だってさ、一応こんな僕でもオトコに生まれたんだからね?」


古い考え方かもしれないんだけど、僕はやっぱり女の子達の事を守ってあげられる存在になりたいよ?


ずっと。


ずうっとリョクと一緒に居たいと思うから。


だから、ね。


リョクにだけ守ってもらうんじゃなくって、僕もリョクを守れるようになりたいんだ。
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