花は野にあるように
「んー。
初めてだもんねー。
気になっちゃうのはわかるけど、なるべく我慢してねー。
だいじょーぶ。
その内、慣れちゃうからー。」


小林さんはそう言って、いいよって言うように手を振ってくれたけど。


けど!


僕は慣れたくないんだってばっ!


口に出す勇気は僕にはない僕は心の中でだけ小林さんに言い返すと、一番始めにスタンバイしているハズの場所へと移動する。


幕開けのシーンは、僕の独白から始まるんだもんね。


すっごく恥ずかしいし、緊張もいっぱいしちゃってるけど。


でも、最高の思い出になるような文化祭にするんだから頑張らなくっちゃね!
< 1,303 / 1,416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop