花は野にあるように
ちょっと早口気味に小林さんにそう伝えると、リョクは僕から目を逸らすように俯いてしまう。


それは僕の気のせいかもしれないと思ったんだけど。


「うーん。
これはちょっと目の毒ねー。
ミキちゃん、いくらなんでもエッチ過ぎ。
もし、写真に撮って売ったら、18歳未満は買えない感じの成人指定?
でも、こんなミキちゃんの写真を買っちゃう大人は、それだけで尊敬出来ない大人決定なんだけど。」


そんな事を言いながら、小林さんは僕の膝の上にタオルを掛けてくれる。


「まー、ないよりマシよね?」
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