花は野にあるように
「信じられないって表情だよな。………んじゃ。
俺の事、嫌いか?」


そんな風に聞かれて、僕はとんでもないと頭を振った。


リョクを嫌いになんて絶対ならないよ。


絶対……。


「じゃ、好き?」



………うん。


ふ、と聞かれた質問に、僕は頷いてしまっていた。


好き……だよ。


リョク。



君に嫌われない僕になりたいと思ってしまうぐらいにね。
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