花は野にあるように
すっごくサマになっている、このかっこいい笑顔をクラスの女の子達がみたら、ますます周りを取り囲む人数が増えちゃうよね。


それでなくても顔と身長だけで、見かけた人がもうファンになっちゃいそうな勢いだもの。


「すっごくもててそうなんだけど、逃げ出すぐらい女の子苦手なの?」


そう聞いてみた。


「あー。
んん………、そうだなぁ。
女の子達はすぐに俺の事、恋愛対象として見るからなぁ。
苦手………と言やぁ、苦手だな、多分。」


がしがしと頭を掻きながらリョクは答える。


もてるのが悩みだなんて………いいなぁ。
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