花は野にあるように
「僕じゃ、代わりにはならないと思うけど………。
僕と行かない?
リョクの行きたかった山へ……。」


ほんとは、大好きなお父さんやお母さんと家族で行きたいんだと思うけど、僕とじゃ……ダメかな?


前は感じやすいからダメって言われちゃったけど。


き、今日は頑張った……んだけど………な。



ドキドキしながら返事を待っている僕を見上げながら、少しきょとんとしていたリョクは、少し笑って言った。


「やだって言ったら、この押し倒された状態のまま、襲われちゃうワケ?」
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