花は野にあるように
ハイキングとかキャンプに行くような用意をすれば良いんだよね?


それなら、大体わかると思うな。


「ふうん?
まぁ、最近は山もメジャーになってきてるしな。
店も増えたし。
ん。
じゃあ、一緒に用意しなくても大丈夫?」


過保護っぽいリョクの言葉に、僕は笑って答えた。


「もちろん、ひとりでも大丈夫だよ。ちゃんと出来るよ。」


言い切った僕を見て、それでも何かを言いたそうだったリョクは、言いかけてた言葉を飲み込んだ。
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