花は野にあるように
「そ……っか。
んじゃ、朝にいつものように家まで迎えに行くよ。
それから、電車とバスで山に向かおう。」


リョクが言う言葉に、僕は頷いて。


ウキウキしながら、どんなお弁当がいいかなぁ、なんて。


のんきに考えていた。



そして、そんな僕をリョクが心配そうに見ていたのには、全然気が付かなかったんだ。





それぐらいに浮かれていた僕だけど。


一応、追試にはならない程度のテスト結果を受け取って。


テスト休みを迎えた。
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