花は野にあるように
いくらチョコがすっごく美味しかったからって、それが付いていたリョクの指にまで吸い付いてしまうだなんて、僕のばかーっ!


うわぁん。


はずかしいようっ!


自分のやった事とはいえ。

どうしてそんな事をしちゃったんだか、わからない自分の行動に熱い顔が、更に熱くなってくる。


「ミキ、大丈夫か?
すっげぇ、顔真っ赤だぞ?」


リョクが心配してそう言ってくれるぐらい、僕の顔はこれ以上ないぐらいに、熱く、そして多分赤くなっていた。
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