花は野にあるように
僕が反省にも似た気持ちで神妙にしている間に、リョクはまた薬を塗ってくれて。


だけど。


我慢はしたけど。


やっぱり恥ずかしいし、ドキドキしちゃうんだよね。


あぁん。


僕のすけべっ!



そして、呆れるぐらいに正直な僕の身体は、やっぱりリョクの指や掌に反応して僕の鼓動を早くさせちゃうしで。


お願い、耐えて。


僕の身体っ!




なんて。


そんな僕の願いも虚しく、やっぱり僕は盛大に赤面しちゃって。


リョクにくすって笑われちゃう羽目になったんだ。
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