花は野にあるように
そんな事心配しなくったって、僕はリョクと出掛けられるならどこに行くのだって楽しいし、嬉しいんだけどな。
リョクとなら、ね。
何処に行ってもきっと楽しいし、僕は嬉しくなると思うな。
そんな事を思いながら、僕はそうっと腕を持ち上げて、僕の前髪に悪戯をしているリョクの指に自分の指を絡めた。
「髪の毛はすぐにくるくるしちゃうからやだよ?」
たしなめるように言う僕に、リョクは全く悪びれる事無く笑ったまま言った。
「だってミキの髪の毛、柔らかくてすっげぇ手触り良いんだぜ?
猫の背中撫でてるみたいに。」
リョクとなら、ね。
何処に行ってもきっと楽しいし、僕は嬉しくなると思うな。
そんな事を思いながら、僕はそうっと腕を持ち上げて、僕の前髪に悪戯をしているリョクの指に自分の指を絡めた。
「髪の毛はすぐにくるくるしちゃうからやだよ?」
たしなめるように言う僕に、リョクは全く悪びれる事無く笑ったまま言った。
「だってミキの髪の毛、柔らかくてすっげぇ手触り良いんだぜ?
猫の背中撫でてるみたいに。」