花は野にあるように
僕はリョクの行動に戸惑いながらも名前を呼んだ。


だけど、リョクは何も聞こえないかのように無言のまま、捕らえた僕の手を自分の口元へ運び。



泥にまみれてる僕の指を。




口へ含んだ。
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