花は野にあるように
何でもないことのようにリョクは言うけど、僕の渇きをあっという間に癒してくれた、この飲み物には絶対秘密が隠されているような気がするなぁ。


もう一口だけドリンクをもらって、僕はボトルをリョクに返した。


「ん?
もう良いのか?」


首を傾げて聞いてくれながら、リョクは僕の手から受け取ったボトルの吸い口にそのまま吸い付いた。


え………っと。


さっきはあんまり気にしてなかったけど。


これって………もしかして、間接キスだった………かな?
< 402 / 1,416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop