花は野にあるように
「け………結構高そうなんだけど、そんな気軽に言えちゃう事?
なの?」


経験のないことだけに、リョクに聞く僕の口調は疑問だらけだった。


「んん。
まぁ、あんまり普通は進んで綱なしでやりたい芸当じゃないかもな。
競技に出るとかならまだしも、な。」


普通にそう言ってくれるリョクに僕は足の痛みなんて忘れて言う。


「じゃ、そんな危ないことダメだよ。
リョクッ!
お願いだから、他の方法考えようよ。」


けど、リョクは僕を優しい表情で見て言った。
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