花は野にあるように
「こーゆー風にミキの事、運べる自信があるからって、ちょっと油断して気ィ抜いてたんだ。
油断大敵、だよな。
だから、謝るのは俺の方、な?」


わしゃわしゃと混ぜられてる頭から、リョクのあったかい気持ちが伝わってくる。


僕はいつも君に、こんな風に甘やかされてばかりだね。


そんなだから、嬉しいのに僕は少し悔しくて。


「リョク、僕の事甘やかしすぎだよ。
小さい子供じゃないのに。」


なんて事を言ってしまう。


けど、リョクからは結構意外な言葉が返ってきた。
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