花は野にあるように
「ちっせぇ子供なら、もっと厳しくしてるよ。
完全に荷物扱いで引き上げてるだろうし。
大体、俺は言葉の通じないチビガキは嫌いなんだよ。」


その口調には、本気で嫌がっている感じが溢れていて。


リョクってすっごく僕の事、子供扱いして面倒を良く見てくれているから小さい子供の面倒みるのも嫌いじゃないんだと思ってたんだけど。


なんだか意外だな。


そう考えて、僕はクスッと笑みをこぼした。


「お。
笑ったな。
ん。
その方が良い。
俺の為に、ミキは笑っていて?
俺が元気になれるから。」
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