花は野にあるように
ビックリして聞いた僕に、リョクはようやく少しだけ笑って答えてくれた。


「専用のモノじゃなきゃダメなんてのは、ほとんどないって。
一応、持ち運びしやすいようにとか、使いやすいようにとか、工夫されたのが専門店なんかに置いてあるってだけで、それを使わなきゃダメだなんて決まりがあるわけじゃないんだ。」


リョクの説明に、僕は聞き入ってしまっていた。


へぇー。


そうなんだ。


「来る時に専用の服とかって言われちゃったから、一式そういうのを使わないといけないのかと思っちゃってた。」
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