花は野にあるように
「ああ。
なんだ、そんな事なら気にしなくっていいって。
長さは充分にあるんだし、それに使った分ぐらいは大した量じゃないし。
でさ、いちおーあれなんで。
あんまりじっと見られてるとちょっと照れるってゆーか。」


語尾をごまかしながら言ったリョクの言葉に、僕はハッとして視線を逸らした。


「ご、ごめんっ!
見てないから、ゆっくりどうぞっ!」


なんだか、へんてこりんな事を言いながら、僕は下を向いて自分の身体をタオルで拭き始めた。


それにしても。


リョクってば。


意外に結構、巨乳だったんだ。
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