花は野にあるように
「軽度の捻挫ですね。
上手なテーピングをしてありましたから、悪化しなかったんでしょう。
この分なら、すぐに元通りに歩けるようになりますよ。」


にこやかに笑うお医者さんにそう言われて、僕はホッとした。


あんまりひどい怪我だと、僕の両親にも心配かけちゃうし、せっかく山へ連れていってくれたリョクにも、心配させちゃうものね。


「すぐに治るんだ。
良かった。」


リョクにしてもらった手当てが良かったんだね。


ホントにリョクってすごいや。
< 630 / 1,416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop