花は野にあるように
大丈夫………じゃあないよ。


火を吹き出しそうな程の顔は、もう耳まで熱くて。


でも僕は恥ずかしくて顔を上げる事も出来なかった。


「巻いてねぇと嫌か?」


ちょっと不安そうにリョクが聞いてくる。


「え?
あ、ううん、嫌とかじゃなくって………。」


や、あの。


……………えっと。


どっちかって言うと、うれしいんだけど………。





ものすごーく、恥ずかしいんだってばぁっっっ!
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