花は野にあるように
言いながら湧いてきた疑問の答えを求めて、僕はリョクを見る。


すると、リョクは僕と視線を合わせてニヤリ、と笑った。


「そこを、ミキに頼みたいんだよな。
まぁ、顧問だっていうヤマゲンに言ったって、門前払いになるのは目に見えてるだろ?
けどな、ばぁさまの力を今回ばかりは借りてだな、文化祭を成功させようぜ?」


リョクが熱い口調で話しているんだけど。


なんだか、少し居心地の悪いような雰囲気になっているような気が、僕には感じられる。


一体、なんだろう?
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