花は野にあるように
「ん。
じゃ、文化祭終わるまで、園芸部が責任もって花時計の面倒みるよ。
………って事でいいか?」


リョクは僕と理事長先生を交互に見ながら了解を求めてくる。


「え、あ、うん。
僕は全然構わないけど………。」


でも、理事長先生は?


そんな風に勝手に言っちゃっていいの?


「では、そのようにしていただいても結構ですよ。
まったく緑風さんときたら婿殿に似て無軌道で強引に物事を運びすぎです。」


てっきり、駄目だって言われると思ったのに。


理事長先生は、あっさりと頷いた。
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