花は野にあるように
「あ、ミキの分だったんだ?
で?
ばぁさん、自分の分は?
普通、2人分淹れるよな?」


不思議そうに言った後、リョクは何かに気付いたように言った。


「ミキの為、だけに淹れたんだ?
え、なに?
もしかして、結構気に入ってくれてたんだ?」


それって、リョクの紅茶を理事長先生が気に入ったって事かな?


「薫りの高い、上質な紅茶に仕上がっていますからね。
ブランドが付いていないティーバックですから、お客様へはお出し出来ませんが、劣らずの品質だと思っておりますよ。」
< 740 / 1,416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop