花は野にあるように
「んっ!
決まったよ!
つか、決まったから、決定事項を君達に伝えに来たんだってさっきから言ってるじゃん。」


言いながら小林さんの手が僕の肩のあたりを軽くはたく。


いたた。


小林さんってばちょっと力が強いよ。


「でね、今年のうちのクラスの出し物は劇になりましたー。
ぱふぱふー。」


自分で、鳴り物の口真似をしながら小林さんは賑やかしく発表してくれた。


ふうん、演劇をする事になったんだ。


なんだか、華やかでいいよね。


出演しなくても、道具作ったりして、みんなで協力出来るし。
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