花は野にあるように
「リョクはそんな風に言うけどさ、僕みたいなのが主役なんて、ちっとも似合わないと思わない?
絶対にミスキャストだよ。」
はぁ、と大きなため息を付きながら僕は言った。
だいたい、お姫さまの役なんだから、僕なんかじゃなくって女の子の誰かがやればいいんだよね。
その方が、絶対に盛り上がるし、王子様とのシーンだって見映えがよくって素敵だと思うな。
「リョクの王子様は絶対にカッコイイだろうね。」
そう、口に出して言ってみて、僕は改めてリョクの王子様姿を想像してみた。
絶対にミスキャストだよ。」
はぁ、と大きなため息を付きながら僕は言った。
だいたい、お姫さまの役なんだから、僕なんかじゃなくって女の子の誰かがやればいいんだよね。
その方が、絶対に盛り上がるし、王子様とのシーンだって見映えがよくって素敵だと思うな。
「リョクの王子様は絶対にカッコイイだろうね。」
そう、口に出して言ってみて、僕は改めてリョクの王子様姿を想像してみた。