花は野にあるように
ふたりの反応は、のんびりしたものだった。
「そ、そんな………っ!
って、小林さん………じゃないや、監督っ!
僕はそんな光線とか出してないしっ!」
必死に僕が言っているのに。
ふたりは揃って僕を見て。
申し合わせたように、ため息をついた。
「………自覚ないんだー。」
「本人が意識してない分、被害は拡大するよな。
な?
委員長、やっぱりポスターには顔を載せない方がいいって。
ちょっと斜め後ろからのアングルにしてさ、魔女からリンゴを受け取ってるシーンあたりにしねえか?」
「そ、そんな………っ!
って、小林さん………じゃないや、監督っ!
僕はそんな光線とか出してないしっ!」
必死に僕が言っているのに。
ふたりは揃って僕を見て。
申し合わせたように、ため息をついた。
「………自覚ないんだー。」
「本人が意識してない分、被害は拡大するよな。
な?
委員長、やっぱりポスターには顔を載せない方がいいって。
ちょっと斜め後ろからのアングルにしてさ、魔女からリンゴを受け取ってるシーンあたりにしねえか?」