花は野にあるように
手を握られたまま、僕が固まっている事に、小泉さんは気づかないまま続けた。
「んふふ。
ミキちゃんってば、色が白いから鮮やかな色でも似合うと思うわ。
真っ青なドレスがいい?
真っ赤でも似合うよ?
それとも、それとも、萌え色のドレスがいいかな?
んふふふふ。」
ドレスが前提な所がやだってばぁ。
心の中で叫んでみるけど、僕の声はもちろん届くわけはなくて、僕は立ち尽くしたまま小泉さんに手を取られている。
「ミキならどれも似合うだろうな。
小泉の見立てで作れば間違いないんじゃないか?」
「んふふ。
ミキちゃんってば、色が白いから鮮やかな色でも似合うと思うわ。
真っ青なドレスがいい?
真っ赤でも似合うよ?
それとも、それとも、萌え色のドレスがいいかな?
んふふふふ。」
ドレスが前提な所がやだってばぁ。
心の中で叫んでみるけど、僕の声はもちろん届くわけはなくて、僕は立ち尽くしたまま小泉さんに手を取られている。
「ミキならどれも似合うだろうな。
小泉の見立てで作れば間違いないんじゃないか?」