花は野にあるように
でも、ようやくそれに気づく事が出来たのも、こうやってみんなでやる劇に関わらせてもらってるからだよね。


きっと以前までの僕なら、こんな劇をみんなでする事になっていたって、クラブの用事を言い訳にして逃げ出してしまっていて、申し訳程度にしか手伝っていなかったんじゃないかなあ。


そして、みんなにそんな奴居たっけなあって思われて終わるんだよね、きっと。


目立ちたいわけじゃないから、それでも良いかなって前までは思っていたけど。


本当はそんな風になるって事は、すっごく寂しい事なんだって。


今の僕は思い始めているんだ。
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