花は野にあるように
そんな風に言って、僕の大好きなお日様のような笑顔をくれた。


あ。


どうしよう。


胸がドキドキしちゃうよ。


毎日見ている筈なのに、リョクを見るとドキドキしちゃう事が、最近の僕はしょっちゅうある。


どうしてこんなにカッコいいんだろう。


みたいな事を考えていた僕の頭を、リョクはいつもしてくれるようにくしゃり、と混ぜた。


温かいリョクの掌に、僕は言葉に出来ないくらいに安心できた。


「いつも愚痴ばっかり言ってゴメンね。
頑張らなきゃって思うんだけどさ、初めての事だらけでさ、つい、ね。」
< 870 / 1,416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop