花は野にあるように
「さすがに、ドイツでの授業で、ひらがなには困ったりしなかったけどな。
向こうでの国語。
まあ、つまりドイツ語にはちょっとの間、困ったかな。
アルファベットは知っていたけど、簡単な日常会話以上の文章は知らなかったし。」
え、でも、簡単な日常会話は知っていたんだ。
僕はリョクの言葉のその部分に反応してしまう。
だって高3になってるのに、英語での会話にさえ自信なんて持てない僕だから。
「リョク、すごいや。」
素直に心の中から、そんな言葉が出てくる。
向こうでの国語。
まあ、つまりドイツ語にはちょっとの間、困ったかな。
アルファベットは知っていたけど、簡単な日常会話以上の文章は知らなかったし。」
え、でも、簡単な日常会話は知っていたんだ。
僕はリョクの言葉のその部分に反応してしまう。
だって高3になってるのに、英語での会話にさえ自信なんて持てない僕だから。
「リョク、すごいや。」
素直に心の中から、そんな言葉が出てくる。