花は野にあるように
もうっ。


そんな表情させている張本人のくせに、そんな事言わないでよっ!


そんな事を思いながらも、僕は話の続きが聞きたくてリョクにからかわれたことをスルーしてしまう。


「でもでも、そんな1日だけの登校じゃ、3年に上がれなかったかもしれなかったよ?」


登校日数とかもあるしね。


テストなんかも、全然受けてないとダメなんじゃないのかな?


「ん。
それは覚悟してた。
1年ダブってもいいかって思ってたんだ。
んな事より、向こうで卒業する方が大事だと思ってたからな。」
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