花は野にあるように
「ばあさんだって、前にミキの活けた花に助けられた事があるって言ってたし、それに………っ!」
「リョク?」
リョクがそんなに一生懸命言うのがあんまり不思議で、僕はリョクの顔を見上げる。
「どうして?」
どうして、そんな風に僕の事を?
「どうしてって!
チビだった時の俺の話に同情してくれるぐらい優しくて、クラスの女子達から無理難題吹っ掛けられても、泣き言は吐いても要求には応えようと努力するし、ばあさんの気持ちまで思いやるし。
そんなミキが、好かれないわけないんだっ!」
「リョク?」
リョクがそんなに一生懸命言うのがあんまり不思議で、僕はリョクの顔を見上げる。
「どうして?」
どうして、そんな風に僕の事を?
「どうしてって!
チビだった時の俺の話に同情してくれるぐらい優しくて、クラスの女子達から無理難題吹っ掛けられても、泣き言は吐いても要求には応えようと努力するし、ばあさんの気持ちまで思いやるし。
そんなミキが、好かれないわけないんだっ!」