えんぴつ。
隙間を探して自分もその中に入る。
うっ…きつぅ…
何とか入った電車は静かに発進させた。


ようやく寝ぼけがなくなってきたころ。
「そーいえば、何であんな電話に出たんだろう?」
と気になった。


ケータイを出し、じっと見つめてみる。
もー1回、朝の相手からかかってくることはなさそうだ。



ふふ、私の思い過ごしだったようだ…
再び携帯をなおそうとすると、


「なぁー修。マジそれどーしちゃったワケー??」
「何だよ、テメーもやってんじゃんかよー」



忘れもしないこの声!
で・ん・わ・の・あ・い・つ・だ!!!
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