明日への記憶
明日への記憶



ピピピピピピピ……


男『…………ん………』



朝か……



朝は嫌いではない、だが目覚めると昨日までの記憶が無いのだから良い気分とも言えない

誰でも一度は経験するかもしれない"呑みすぎた翌日"みたいな感じか



だが助かっているのは記憶全てが無いのではなく、この部屋や名前、年齢は覚えているのだから都合の良い事もある


例えば前日に何をしても、どんな失敗をしても覚えてないのだから


良い忘れてたけど、俺の名前は山川俊夫(としお)、年は34才だ



朝には記憶がないのだから、この部屋を見たら毎回こう言う


俊夫『……なんだこの部屋は…』


そりゃ朝起きて自分の部屋の壁が紙やら写真やらで埋め尽くされていたら…反応は誰でも同じだよな?



そして壁に貼ってある紙や写真を見ていくうちに、今の現実を目の当たりにしてに頭を抱え悩むんだ



"どうすれば良い…"ってね


どうするも何も結論は出ている



そう……復讐さ。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

今日降る雨、明日吹く風
るたろ/著

総文字数/4,060

その他8ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop