シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

~郁弥side~

俺がデスクに戻ってみると、川元が珠希の隣に立ち、一緒に仕事をしていた。



川元は常に俺の後ろにつく営業成績NO2の同期。



「何してる?川元」


「戻ってきたのか…。おかえり…佐久間」


「・・・お前だって自分の仕事があるだろ?」


「あるけど…海塚君、わからないトコがあったらしいから、教えてあげていたんだ」



「ふーん」



俺は横目で珠希を見つめる。


珠希は苦い笑みを俺に返す。



「俺はこれで」



「ありがとうございました。川元さん」









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