シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
「・・・」


「・・・」



私たちの間はしばし無言。


「お前…見ただろ?俺の火傷の傷跡…」



「え、あ…酷いね…火事にでも遭遇したの?」



「火事?別に…実の母親にポットの熱湯をかけられたんだよ」


「!!?」


佐久間さんから返された言葉はショッキングだった。



「…お前の火傷は跡は残らねぇな」


「私のはたいしたコトないもん」









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