シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
俺は母さんに愛されたくて愛されたくて,たまらなかった。


だからあの日の夜ーーー・・・


俺は母さんと…オトナの世界に入った。



小学5年生の冬だった。


それが間違いと知り、俺は逃げようと思った。


そんな俺に母さんはポットの熱湯をぶっかけた。

背中と肩に熱く焦げたような感覚が走る。


生死を彷徨う大火傷だった。



俺の肩と背中の皮膚は壊死してしまい、お尻の皮膚を移植。


オトナになった今も、傷跡は残っている。
人には見せられない醜いケロイド。


今も、その時負った心の傷には瘡蓋がつかず、傷口は広がったまま。







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