シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
備え付けのコーヒーメーカーのコーヒーを飲み、キモチを落ち着かせる。



「佐久間君」


「宮本課長…」


宮本課長が休憩にやって来た。


「昨日はすいませんでした」
気弱な宮本課長に葉っぱを掛けるつもりで言った言葉が女子社員には酷評だった。


「キミは私のフォローずっとしてくれてんだ。感謝するよ~佐久間君」


「転勤先でも、頑張って下さい…宮本課長」


「キミもね…」



「はい…」



営業部内では唯一、俺は心を開けた宮本課長。
その課長が転勤とは残念だ。


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