シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
俺は一瞬、何が起こったのか分からず、戸惑う。



両方の瞳を潤ませて、俺を見つめる珠希。



俺は珠希に右頬を叩かれた。


俄かに痺れる右頬。



「・・・」



「佐久間さんは最低の男です・・・」


「最高の間違いだろ?俺の身体を知れば珠希だって・・・」



「知りたくもないです…」


「・・・」



珠希は踵を返して、リビングを出て行った。






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