シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
「おい!?海塚…手が止まってる…」



「へっ!?あ・・・」


佐久間さんはとっくに電話を切って、私の方を見ていた。



「お前…ボーッし過ぎだ…。熱でもあるのか?」



「熱!?///」


佐久間さんは私の額に手を伸ばした。



私の額に佐久間さんの骨ばった長い指の大きな手。



お父さんには意識しない異性を感じさせる。



「微熱??」



「あ・・・」




「医務室、行くか?」
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