シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
「・・・」


佐久間さんは私のコトがスキ???



「嫌ってなんかいない。郁弥は君がスキなんだ。でも、その『スキ』の感情が上手く表現できないんだ」



「・・・」



そう言って、烈さんはケータイを操作して、上着のポケットにしまった。



「セックスは俺よりも上手い思うけど…スキな女に、スキと言えないなんて、まるで中学生の片思いだ・・・くっ…ははっ」


烈さんは大笑い。



「そんなに笑ったら佐久間さんが可哀想です・・・」



「わかったよー。ガマンする…」




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