シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
「・・・郁弥…お前のメール…珠希ちゃんに見せたから」



「えっ!!?」
佐久間さんは急に頓狂な声を上げた。


あれれ??


二人で考えた作戦とは全く違う展開に、私も戸惑う。



「あのう~!?烈さん???」


「俺はしばらく暗室に入るし…呼ぶな!じゃあー」


慌てふためく…私にウィンクを投げて、烈さんは仕事場の暗室に行っちゃった。



「・・・」
私にプイッとそっぽを向く佐久間さん。


酔いなのかテレてなのか…頬がピンク色に染まっている。


< 212 / 348 >

この作品をシェア

pagetop