シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
佐久間さんの私を抱き締める動作はかなりスローペース。



強引で乱暴なはずなのに。



何だかとっても慎重。



まるで、ワレモノを扱うように丁寧に優しく、私の後ろ髪を撫で下ろす。



「・・・珠希」



佐久間さんの甘い囁きが私の身体を痺れさせる。



佐久間さんの心臓の鼓動は早い。



「キスしたいのに、出来ない…」



「えっ!?」


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