シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
付き合い始めて、1週間。



Hは残念ながら、まだだけど。


佐久間さんの私に対する態度は急変。



「・・・あんたとサクヤの仲は認めてないから」


「うん・・・」


「・・・私は珠希よりも素敵な男…見つけるから」


夕利はフラれても、それをバネにポジティブに自分を愛してくれる男性を追い求めていた。
私よりも女子力は上だし、恋愛スキルだって常に磨きをかけている夕利。
きっと、すぐに彼氏だってできる。


「ゴメンね。夕利」


「サクヤは見る目がない。私の方が珠希よりもキレイなのに」


「・・・」
夕利…私のコト、心の中では恨んでる。
佐久間さんをマジでスキだったのね。


友人を踏み台に幸せを手に入れた私。
夕利の為にも、佐久間さんと上手くやらなきゃ。



< 224 / 348 >

この作品をシェア

pagetop