シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
佐久間さんは自分から変わろうと努力していた。



そんな彼に私はどんどん、惹かれてゆく。



愛し方はわからないと言っても、佐久間さんはちゃんと、私のハートをわし掴みして、離さない。



女を喜ばせる術を身につけているホストからの経験からだと思いながらも,私は素直に嬉しい。



ますます、佐久間さんがスキになる。




「飲み物…空だなー。何、頼む?珠希」



「え、あ…梅サワーで」


「わかった」


佐久間さんは呼び鈴を鳴らした。


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