シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
少し、乱れたシーツの上に俺は身体を横たえた。



まだ、彼女の身体は抱いていない。



でも、彼女は俺に自分の心を内面を見せた。



「人生なんて、そう何でも上手くは行かない…」



俺の人生なんて、生まれた時は躓いていた。



今だってーーー・・・



「佐久間君は…営業成績もいいし、出世街道まっしぐらって感じよ」



会社ではそうだ。


俺は何でも持っていると周囲には思われていた。

でも、本当は違う。


俺には何もなかった。



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