シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
二人で都心の有名な老舗ホテルにタクシーで向かう。



郁弥は私をエスコートしてくれた。

卒のない動きで慣れた感じに女性をリードする所はさすが…ホスト。



真紅の絨毯が敷き詰められた緩やかなカーブの階段の上に、パーティ会場はあった。



二人で、ゆっくりと上がって、会場前の受付に。

受付を済ませて、会場の中にへと入った。



等間隔に置かれた丸テーブル。

パーティは立食形式で行われる。



「すまない。少し…一人で挨拶に行ってくる。適当にバイキングでも食べておいてくれ」


「うん」










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